札幌演劇にのめり込んだきっかけの舞台「DUST BOX RUNNER」

2016年。私は一つの舞台を見て、札幌演劇にのめり込んだ。

その舞台はパインソー パルチザンvol.3「DUST BOX RUNNER」

 

前提から書く。

私はリーダーこと森崎博之さんのファンである。そしてリーダーのラジオ番組「ジャンジャンジャンプ」リスナーでもある。 

2016年3月。NEXTAGEだった白鳥雄介さんの事務所退職。これにかなりショックを受けた。退職の放送が流れた数日前に私はオーパーツのもぎりをしていた白鳥くんに

「ジャンプ聞いてます!頑張って下さいね!」と声をかけていたのだ。

 

そしてその直後、パインソーパルチザンvol.3「DUST BOX RUNNER」の発表。脚本・演出、白鳥雄介の文字が出て、行く事を決意。「もう白鳥くんの脚本・演出なんて見れないかもしれない」と言って旦那を説得し、愛知から3泊で行く事に。

 

そしてハマってしまう。

氏次啓(ウジツグサトシ)さん、熊谷嶺(くまがいりょう)くんに。

 

氏次さんは「DUST BOX RUNNER」のメインキャストの1人。

アドリブかなんなのか分からなかったけど、きんぎょ注意報!の歌を歌いながら登場に衝撃を受けた。(一緒に行った某フォロワーさんはこの歌を知らなかった事にまた別の衝撃が走る。)

 

そしてその公演後の「NAmMA01」にも氏次さんは出演。1.2.Donとして一日限りの再結成。

相方は川尻恵太さん。パインソーで脚本書いたり、東京で活躍する凄い人とお笑いコンビを組んでいた。

ネタは朝4時までかかって合わせたという。アドリブでなんとかしちゃうお2人、とにかく凄かった。

 

思い出しながら書いてて気づいたのだけど、2015年のイナダ組の「カメヤ演芸場物語」(再演)に氏次さんが出ていたようだ。凄くびっくりした。なぜこの時はささらなかったんだろう。

 

また、この公演後のお笑いイベント「NAmMA01」に出ていたのが「さがぺだる」の1人、熊谷嶺くんだ。

黒のワイシャツ、黒のパンツを着ながら、漫才を披露する熊谷くんを好きになってしまった。熊谷くんは役者からではなく、お笑いからハマってしまったのだ。

 

熊谷くんの演技を見たのが、2016年の分泌指南初演(短いはなしシリーズの中より「みあげた男」)だったようだ。これも記憶にない。(ごめんなさい。)

ちなみに分泌指南初演は初日しか見れてない為、氏次さんの出演する回は見れなかった。(その翌日朝に愛知に帰らなきゃ行けなかった。)

 

 

さらにその後に行われた「NAmMA01」の出演者全員によるゲームのMCも氏次さんだった。かなり個性が強めの出演者をまとめてる氏次さんがただただ凄い人だと思った。

 

公演終了後、私はこの2人の次回公演を調べた。

割とすぐにイレブンナインプレゼンツco dEBoo「れっとうのはて」の出演が決まってた。無理。行けない。

翌月だった。

 

そして未だに見れなくて悔やんでいる舞台がある「空飛ぶ猫☆魂」の「8月のウイークエンド・プロフェシー」札幌公演だ。

2016年9月末にあったこの公演には氏次さん、熊谷くん、白鳥くんが出演。さらに川井J竜介さん、小山めぐみさんとこれほどまで私の見たい気持ちをくすぐるキャストだった。

しかし、夏に1ヶ月帰省したので、これは本当に泣く泣く諦めた。

 

そしてこの公演前の某ツイキャスにより、私が氏次さんと同い年である事を知った。誕生日がTwitterに書いてあったので見たら、私の誕生日の翌日生まれだった。

これには本当にびっくりした。

単純な私は氏次さんを1番に応援しようと決めたのだった。

 

この「DUST BOX RUNNER」を知らなければ、こんなにどっぷり札幌演劇を見る事にはならなかっただろうし、札幌演劇絡みのフォロワーさんがたくさん出来たことにはならなかったので、白鳥くんには最大級の感謝を贈る。

と同時に何故私は愛知に嫁いでしまったのか、後悔も考えるようになった。

 

今は7月から始まる私の夏休み?のスケジュール調整で頭がいっぱいだ。

私と札幌演劇。

このブログは私の備忘録です。

 

元々演劇にはまり始めたのがTEAM NACSの「下荒井兄弟のスプリング・ハズ・カム」(2009年)を見たのがきっかけ。

 

札幌に程近い場所で生まれ育った私にとって、NACSは身近な存在。

愛知県に嫁ぎ、「水曜どうでしょう」以外のNACS関係のテレビがないことに、急に好きになってしまった逆輸入ファン。

 

旅先にNACS(というかCUE)のロケに遭遇したり、ファンミーティングの会場が実家のそばといういろんな要因があり、どんどんのめりこんだ。

旦那も「水曜どうでしょう」を見たことがあって、舞台やイベントに一緒にいくようになり、NACSファンを楽しんでいたある年。

札幌演劇を知るきっかけとなるイベントに足を踏み込んだ。

 

それは当時私が好きだった(今でも好きですが1番ではない←)戸次さんの同級生「江田由紀浩」さんのイベントに足を運んでみた。

私は戸次さんの話が聞けたらいいなぁ程度でタイミングがあえばイベントに行くように。

 

そして、とうとう見た札幌演劇。

その江田さんが所属する「イレブンナイン」の「あっちこっち佐藤さん」再演(2014年8月)。

当時小劇場(といってもコンカリは大きめ)で見ることがなかったのですが、演者との距離が近いのが見たことがなかったので、とにかくびっくりした。

この舞台はとにかく主演の逸人さんと江田さんが、とにかく汗だくになる面白い舞台だったのを覚えている。

 

そして知らなかった文化「客出し」

舞台が終わったら演者が外に出てるのがとてもびっくりして、その日はそのまま立ち去った。「また見てみたい」と思った。

そこから私の札幌演劇ライフが始まった。

 

そんな初めて見た「あっちこっち佐藤さん」のさらに再々演が決まった。

2017年夏、札幌演劇シーズン。レパートリー作品「あっちこっち佐藤さん」として。

私が見たのは琴似のコンカリーニョだった。

しかし今回は「かでる2・7ホール」。冬の演劇シーズンで千年王国の「狼王ロボ」(主演がNACSの森崎さん。)でもかなり苦戦して、チケットを完売した。

でも今回は「狼王ロボ」を上回る公演数。5000人を集めなきゃいけないという。

今回はダブルキャスト。主演の一人は私が初めて見た時の逸人さん。

そしてもう一人があのオクラホマの藤尾。藤尾さんだった。これが発表された時の私はかなりパニックだった。

 

「え?逸人さんはどうなるの?」

 

最初は藤尾が主演!と「どーん!」と発表されたものだから、とにかく焦った。

でもダブルキャストと知って、とりあえずほっとした。

 

江田さんにはお世話になってるし、チケット買うか。うん。