yhs「白浪っ!」

気がついたら演劇シーズン終わってた(白目)

今更感強いですが、感想をば…。

 

2月3日(日)、まずは今回の帰省目的の1つであるこちらを見に行ってきました。(結果3回見た。)
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札幌演劇シーズン2019冬、2作品目yhs 40th play「白。会場はJR琴似駅直結コンカリーニョです。

 

こちらの作品は2017年11月~12月頭までが初演でして、TGR(THEATER GO AROUND 札幌劇場祭)大賞を受賞した作品です。

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ちなみにこれが初演の映像を使った2019年冬の演劇シーズンの宣伝動画です。

 

 

yhsは歌舞伎をモチーフにして、現代劇にアレンジする作品が何作かあり、この「白浪っ!」は3作品目になります。

白浪五人男、三人吉三を大胆アレンジしており、現代劇風にLINEなどのSNSや仮想通貨も出てきます。

 

初演(2017年11月末~12月頭)、韓国公演(2018年10月)を経て、そしてこの2019年冬の演劇シーズンに登場しました。

 

主な概要と初演との違い(私の主観)

※敬称は略します。

 

・南郷力丸(櫻井保一)

堅気になっていたが、頭の駄右衛門が突然現れもう一度仕事をすることに。

 

初演と比べても所作が美しい。

1つ1つの動作がとにかくきれいだった気がします。

2018年は櫻井さんが主演のものが多く、主演以外でも存在感が圧倒的に増した気がします。

 

 

・日本駄右衛門(小林エレキ)

頭領。一人白浪家業を続けていたが、7年ぶりに五人男を集め、仕事を持ちかける。

 

エレキさんは初演とそんなに変わった印象はなかったんですが、初演を見たとき本当に映える役者さんだなと思いました。この「白浪っ!」のエレキさん、かっこいいんですよね。

 

 

・忠信利平(能登英輔)

白浪五人男の1人。頭脳担当。堅気。家族を守る。

 

初演の「白浪っ!」を見てから能登さんの株が上がりまくりの私。色気が凄い利平さん。(1:23頃登場するから見て欲しい。)

 

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 この能登さんを見てから、能登さんが「さらに」好きになった私。

 

主観混ざりすぎましたが、初演より家族への愛が強くなっているような気がしました。

ただ、アルトさんのあれを受けすぎて肉離れする能登さん、本当にお疲れ様です・・。

 

 

・赤星十三郎(青木玖璃子

忠誠が強い。最年少。女顔。

 

初演との違いを感じるために再度初演のぶるれいを引っ張り出しましたが、ちょっと初演より発声が静か目な感じでした。玖璃子さんがいると華やかになるんですよね。

 

 

 

・弁天小僧菊之助/信田小太郎(深浦佑太)

7年前に大江戸スカイツリーより身を投げて、死んだ・・と思われていた所から物語が始まる。女に化ける事が多かった。婚約者がいた。

 

いつも口上の時に喉潰さないかなとか思ってました。信田の時の衣装が本当映えるんですよね。初演より台詞が馴染んでいるというか、普通に話すような感じで演技に見えないというかナチュラルでした。

 

ここからはすべて私の主観と感想です。

 

三人さん

・お嬢キティ(長 麻美)

もうスタイル良すぎ。麻美さんは本当に綺麗。紙を破れない時の麻美さんがとっても可愛い。

 

 

・おとこキティ(最上 怜香)

声色をたくさん変えなくちゃいけなくて、これも大変だったと思います。あと足が綺麗!案内役や呉服屋店員とかも数多くこなしていました。

 

 

・おかんキティ(氏次 啓)

今回はおかんキティのみだったので、おかんキティをのびのびやっている印象でした。

もういい味出しすぎです。

 

 

 

・おとせ(岡 今日子)

スーツからの着物、着替えがかなり大変だったと思います。それにしても岡さんの和服いいなぁ。女将やって欲しい。

 

 

・マユミ(藤谷 真由美)

唯一キャストが変わった藤谷さん。ちゃんと藤谷さん色が出ていて、また違った役でした。殺陣凄かったです。あとは黒子もやって・・お疲れ様でした。

 

 

・モリカ(佐藤 杜花)

藤谷さんとともに殺陣をやった一人。凄い。杜花ちゃんの声は白浪っ!にとってもあってて、杜花ちゃんがくるとお!と思います。

 

 

・アルト(小原 アルト)

アルトさんの飛び道具っぷりは本当に凄いなぁと思ってます。きれいに飛ぶ。

今回家族が減った事により(初演4人から3人に変更)、よりアルトさんが強調されてよかったと思います。

 

 

・玉島逸当(重堂元樹)

重堂さん、凄い活躍なんですよね。いい声。刀の扱いが凄い。黒子でも活躍してるし、出てる時間が長い。大活躍。私は嬉しい。(重堂さんの声大好き。)

 

 

・千寿(曽我夕子) 

曽我さん、衣装似合いすぎ。スタイルが素晴らしい。深浦さんとのシーンはほっこりすると書いたら、結構なエピソードがご本人から返ってきて、私はびっくりですよ。

 

 

青砥藤綱(城島イケル)

初演と違って引退の話のくだりが無くなってしまっていて(気のせいだったらすみません)、ちょっと残念でしたが、笑顔がとっても素敵。

 

 

・徳川家守(棚田満)

棚田さん、好きです。キュート。存在がとにかくキュート。棚田さんと城島さんが出ると舞台が締まりますね。

 

 

・北上(テツヤ)

テツヤさんも衣装栄えが凄い。テツヤさんが舞台にいると空気がまた変わる感じがします。

 

 

初演と変わったところは、大きな所で言うとユウト(氏次)がいなくなった、CEO(福地美乃)の映像がなくなったところが大きな変化でしょうか。

でも飽きさせない工夫はいっぱいでした。

 

リツイートの下りは確かに知らない人がいるときょとんするかもですが、yhsさんの代表作のひとつ四谷美談に出てきます。この四谷美談も凄く素晴らしいので、未見の方は是非DVDを!(観劇三昧で配信されていたり、DVD売ってます←ダイマ

 

脚本と演出は凄く好きな感じでした!入れ替わりとかでわかんなくなったり、お子様には難しいかもしれません。あとはyhsの過去作品を知っていればより楽しめます。(20周年記念の舞台だったのでね。)

 

 

2月3日(日)

この日はトランク機械シアターのアルファがきました。どこに出てくるのかと思えば、まさかラストのところでびっくりしました。可愛かったー。

 

 

2月7日(木)

急遽テツヤさんのライブが終演後やると言う事で、月光ファンのフォロワーさん大興奮で報告を受けた京都の夜(笑)

「AIも変わらず」を音源でテツヤさんとエリカさんが歌って下さいました。

こういうちょっとした事がとっても嬉しかったです。ライブ最高でした。

 

 

コンカリで19:30開演だと客だしが出来ないのが多くなりそうですが、個人的にはどちらでもいいほうです。

初め、客出し文化を知らなくてびっくりしましたが、役者さんの負担にならない程度で大丈夫です。

 

またどこかでやってくれたらいいなと思う作品でした。